自然科学体験教室

 子どもの理科離れが叫ばれて久しいですが、科学立国を目指す日本にとって、少子化問題とその少ない子ども達の理科離れは、深刻な状況であります。

 またゆとり教育に代表される理数系の授業時間の減少も手伝い、少ない時間ではどうしても机上の理論教育が優先され、実験などを通じた「体験できる学習」の機会が激減しているのは周知のとおりです。
目に見えない理科ほど、子どもにとって難解(嫌いになるきっかけ)なものはありません。

 更に昨今は、公園などの遊び場が減り、一方でインターネットやゲーム機・携帯電話に没頭する子ども達が増え、人間同士のコミュニケーションの場が失われ、相手を思いやる必要も訓練もなく、こちらも「ふれあい」という体験の機会が激減しています。

 いま子ども達に必要なのは、「理科(科学)を実際に体験して楽しさを知ること」「人と触れ合う楽しみを知ること」「相手を思いやること」ではないでしょうか。

 そこで、少しでも多くの子ども達に「理科(科学)を実際に体験して楽しさを知ること」「人と触れ合う楽しみを知ること」「相手を思いやること」を体験してもらう場として、自然科学体験教室を開催することと致しました。
 この自然科学体験教室は、理科の学習を楽しく行なうだけではなく、地域の人々との交流などもにも重点をおいて、子ども達が「自分の感性で」「自分の身体で」「自分の頭で」ふれあうという、現代で見過ごされてきた大切なところを実体験・再認識する場でもあります。

 現代は残念ながら、子どもを狙った犯罪・子どもによる犯罪・引きこもり等、子どもを取り巻く環境は決して良いものとは言えません。
 しかし、だからこそ、これからの日本の将来を担う子ども達には、人間らしい「実体験」「ふれあい」「他人への思いやり」を自然に実践できる場が必要であることから、私ども情報技術普及促進コンソーシアム(ITPC)は、【自然科学体験教室】の活動を開始致しました。


※次回開催要項につきましては、決定次第随時お知らせ致します。
お問合せ 活動内容・協働に関するお問合せは 「infoアットマークitpcピリオドorg」までお願い致します。
 

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